みなさんは、歯磨きのとき歯磨き粉を使っていますか?それとも何もつけないまま歯磨きをしていますか?
私は、フッ素入りの歯磨き粉を使っています。
フッ素入りの歯磨き粉といえば、むし歯の予防に適しているとよくいいますが、はたして効果はあるのでしょうか?
少し調べてみました。
むし歯とは
口の中にいるむし歯の原因菌であるミュータンス菌が作る酸が主な原因です。
ミュータンス菌が作る酸によって、歯の成分であるカルシウムを溶かして穴があきます。
これを一般的にはむし歯といいます。
歯を溶かすメカニズムは、まずミュータンス菌は歯に付着して歯垢(プラークともいう)をつくります。
次に食べ物に含まれる糖分を使って酸をつくります。
この酸が歯の成分であるエナメル質を内部から溶かしていきます。
このことを脱灰といいます。
フッ素とは
フッ素は原子番号9の元素です。この元素は強い酸化作用があるので単体では存在しなく、他の元素と化合したフッ化物というかたちで存在するのが一般的です。
フッ素がむし歯に役立つ効果
酸の産生を抑制する
歯磨きではすべての歯垢をきれいに落とすことは難しいです。フッ素は歯垢がつくる酸の量を抑えます。
再石灰化の促進する
歯から溶け出したカルシウムの再石灰化を促進します。
歯の強化
歯の表面を酸に強い性質にする。
[br num=”1″]フッ素は菌の活動を抑えたり、エナメル質を修復したり、歯の強化など様々な効果があり[br num=”1″]虫歯予防には効果的です。
フッ素の効果を長持ちさせるためには
歯磨き後のすすぎは少ない水で行なう
せっかくフッ素入り歯磨き粉を使っても、何度も水ですすいだら口の中のフッ素が洗い流され、結果的にはフッ素の量が少なくなります。
ライオン歯科衛生研究所によると、5~15mlの水で5秒間程度行なうのがよいとのことです。
また歯磨き粉をつける量は成人の場合で、1~2g(約1g)程度とのことです。
就寝前にフッ素の歯磨きを使う
寝ているときは菌が増殖しやすい状態になります。これは唾液の成分が少なることによるものです。寝る前にフッ素を使い虫歯の予防をしましょう。
まとめ
フッ素入り歯磨きについて簡単にお話ししました。みなさんもフッ素入りの歯磨き粉を使って、虫歯予防をしましょう。
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