【震度7の体験談】熊本地震の前震と本震の体験談!震度7が2回!

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ほとんどの人は震度7の揺れは経験したことがないでしょう。

 

[chat face=”man1″ align=”left” border=”blue” bg=”blue”]震度7ってどのくらいの揺れなんだろう・・・。[/chat]

 

僕が住む熊本で起きた大きな震災である熊本地震は、2016年4月14日に前震、そしてその2日後の16日に本震が発生しました。

2回起きた地震とも最大震度である7を記録した恐怖の地震でした。

 

こんにちは、ヨシラテ(@yoshirate)です。

 

忘れることがない震度7の地震の揺れ!そして大きな被害を及ぼした熊本地震。

初めて経験した震度7というすさまじい揺れ、経験者が語る恐怖の体験談を紹介します。

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【震度7の体験談】前兆なし熊本地震の前震

2016年4月14日21時26分、何の前触れもなく突如地震が発生。

当初ベッドで横になっていたんですが・・・、

ガタガタガタガターッ!

と大きな揺れがきます。

ベッドがめちゃ揺れます・・・。

大きな揺れだったんですが、家の中は、見た感じそこまで大きな被害はありませんでした。

テレビや家具類は倒れておらず、テーブルの上のものが散らかっていたり、物が散乱しているくらいでした。

またライフラインもストップしておらず、この時は「大きな地震だったな。」と思ったくらいでした。

このときは2日後にまたも地震、しかも大きな揺れの本震がおそってくるなんて誰が予想したでしょうか。


 

【震度7の体験談】熊本地震の恐怖の本震

前震の2日後・・・、きましたよ本震・・・。

 

2016年16日1時26分に下から突き上げる

大きすぎる縦揺れと地鳴り!

かつて経験したことがないこの大きな揺れは、今でも鮮明に覚えています。

 

前震と本震は同じ震度7ですが、マグニチュードが違います。

マグニチュードとは地震の大きさを表す指標(対数で表示)であり、熊本地震では前震はM6.5、本震はM7.3とその差は0.8本震が大きくなっています。

たった0.8と思うかもしれませんが、0.8違うと何と地震の大きさは16倍も違ってくるのです。

16倍って相当違いますよね。

例えば1,000円の16倍は16,000円ですよね。

1,000円だったらちょっと高めのランチ食べたらそこで終了ですが、16,000円なら洋服買えますよね。

そのくらい違いまよ。

本震は、前震に比べると地震のエネルギーが16倍も大きかったことになります。

 

そんな大きな地震が・・・、寝静まっている夜中の1時26分に突然発生・・・。想像してみてください・・・。

 

突然家の木材が

ミシミシミシミシッー!

バリバリバリバリッー!

メキメキメキメキッー!

ときしりながらうなる音と経験したことがない、とてつもなくすさまじい突き上げる大きな揺れ。

 

思わず叫んでしまいます。

うおー!

縦揺れの後は大きな横揺れが数10秒程度続きました。

前震とは全然比べものにならない本震のこの大きな揺れ、体感時間も長かったように感じました。

もう直感でやばいと思いました。

急いで外に避難すると真っ暗でした・・・。停電していたので、街灯や信号機のライトが消えています。

「この世の終わりだ・・・。」外に出た瞬間そう感じました。

【震度7の体験談】熊本地震の本震直後に津波注意報が発令

外に避難したのはいいが、どこで待機しよう・・・。

家の中に戻るとまた地震がおそってくるかもしれないし、揺れで倒壊して下敷きになってしまうかもしれない。

まずは車の中でやり過ごそうと思って、車に乗ってエンジンをかけました。

すると車内のテレビを見ると津波注意報が発令。

「沿岸部に住んでいる人は避難してください。」というアナウンス。

えっ・・?津波・・・?

 

津波というと東日本大震災の印象が強いですよね。

あんな大きな津波が襲ってくるかもしれない・・・。急いで逃げなくては・・・。

というのも僕が住んでいる場所は、沿岸部から車で15分くらいの程度のところなんです。

なので急いで避難をしないといけないと思いました。

 

駐車場から家の前の道路を見ると、真っ暗な中を我先に走りさる車の大群。

信号が消えているため、ビービーッとクラクションを鳴らしながら逃げ惑う人々。

この光景まじすごかったです・・・。

そうだよね、死にたくないよね・・・。

みんな津波注意報を聞いて、急いで逃げていました。パニック状態でしたね。

 

自分も急いで避難しないと・・・、津波が襲ってくるかもしれない。

でもどこに避難すればいいのか・・・、近くに大きな橋があるので、ひとまず橋の上に避難していました。

その後津波注意報が解除されたので、自宅に戻りその夜は車中泊をしました。

津波注意報には本当に焦りました。

前震と比べると本震後は、車中泊や避難所生活をする人がかなり多かったです。

僕は本震直後だけ車中泊をして、その後は自宅にいましたが、やはり余震が起きるたびに恐怖と不安がかけめぐってきました。

【震度7の体験談】熊本地震の被害状況は?

最大震度7の熊本地震ですが、住んでいる地域によって被害状況は大きく違ってきます。

震源地付近の益城町は甚大な被害を受けましたが、僕が住んでいる地域では大きく建物が崩れたりということはありませんでした。

しかし、僕の実家は基礎部分にヒビなどがあったため、半壊認定を受けています。

また熊本のシンボルである熊本城も大きな被害を受けました。

熊本城といえば立派な石垣が有名ですが、その石垣が崩れ天守閣の瓦も落ちています。

2019年5月現在、熊本城は再建中です。

【熊本地震の被害状況】電気・水道・ガスのライフラインがストップ

地震の影響で電気、水道、ガスのライフラインがストップしました。

急にライフラインが閉ざされると、今まで当たり前のようにしていたことができなくなります。

お風呂に入ったり、料理をしたり、普通の生活ができなくなるのでとても不便でした。

 

一番復旧が早かったのは、電気で停電後すぐに復旧しました。時間帯が夜だったので、電気が使えないとかなり不安です。

 

ガスは、プロパンガスと都市ガスとで復旧にかかる時間が大きく異なります。プロパンガスはタイムラグはないですが、都市ガスの復旧まで時間がかかっているようです。

 

水道の復旧はかなりの時間がかかりましたね。しかし、病院など医療で使用する必要がある場所では優先的に使えるようになっています。

 

地域にもよりますが、僕が住んでいる場所は10日間くらい断水していました。断水が1番大変だと思います。水が使えないということは、トイレやお風呂に困りますよね。

 

公園などで、自衛隊の災害派遣チームが市民に給水活動をしていましたが、本当に感謝です。

【熊本地震の被害状況】デマ情報拡散

熊本地震がもたらした被害は物理的なものだけではなく、人がもたらす恐怖というものもあります。

そう、ご存知デマ情報の拡散。愉快犯という呼び名でテレビでは報道されていましたが、被災者側としては、全然愉快じゃありません。

最も有名なデマ拡散は「ライオンが逃げた」事件。

最終的には、デマを拡散した犯人は逮捕されています。


SNSは情報のツールとしてとても便利で誰でも発信できる反面、情報が曖昧であったり嘘の情報が流れてきますよね。

この情報はツイッターで一気に拡散されました。

今思えば画像も海外のものとわかりますが、やはりパニックになっていると信じてしまいますよね。

このデマを信じた原因の一つに熊本動植物園では、過去に鹿だったと思いますが脱走した事件がありました。

地震でライオンが逃げたという情報は当時信じる傾向にあったのかと思いました。

さらに熊本にあるイオンモールで火災が発生しているというデマもありました。このデマはフジテレビでも信じてニュースとして流れたようで・・・、普通は情報の確認をすると思いますが・・・。

地震でパニックになっていると、正常な判断ができないのでこのようなデマも信じてしまいます。

【震度7の体験談】熊本地震余震の回数は?

前震と本震の揺れも怖かったんですが、個人的にはいつまで続くんだという・・・、

余震が恐怖でした。

気象庁のデータによると2017年3月31日までに起きた余震は4284回です。

すごくないですか?

その中で、熊本地震が発生してから15日間で3024回も余震が起きています。短期間で余震が集中しているのがわかります。

単純計算で1日201回です。かなり多いですよね。

余震が起きるたびに、「また大きな地震がくるかもしれない。」と恐怖やストレスがありました。

しかし、人間っておもしろいもので・・・、最初は本当に怖かった余震も慣れてくるんです・・・。

【震度7の体験談】熊本地震での連絡手段はLINE(ライン)

震災時は安否確認をする人が増えるので電話回線が込み合い、携帯電話などはつながりにくくなります。この時に大活躍したのが、LINEでした。

手軽な連絡ツールとして利用されているLINEですが、本当に利便性に優れていますね。LINEは写真もすぐに送れるので、被害状況も把握しやすくとても便利でしたね。

また返事がなくても既読機能があるので、既読がついていると、ひとまず生きているんだなとわかり安心しますね。

この既読機能は、2011年に起きた東日本大震災以降につけられた安否確認の一つとしてつけられた機能です。

しかし、みんながLINEをしているわけではなく、高齢者などは携帯も持っていない人も多く、今後どのようにすばやく安否確認をしていくのか考える必要があります。

【震度7の体験談】熊本地震から2年後

熊本地震から2年、地震の影響もなく普通に性格している人がほとんどです。

(この記事を書いたのが熊本地震から2年後)

しかし、仮設住宅や自治体が民間住宅を借り上げて被災者に提供する「みなし仮設」には、今も3万8千人以上の人達が住んでいます。復旧が進んでいるとはいえ、まだ多くの人達が自宅には住むことができないのです。

実は僕も今「みなし仮設」に住んでいる一人なのです。

「みなし仮設」といっても普通のアパートなので、住み心地には問題ありません。2年間無償で住むことができます。

本当にありがたい救済処置です。

現在熊本では住宅の建設ラッシュで、自宅が半壊以上の人達が新しく建て替えをしています。

僕の実家も半壊だったため、建て替えをしました。しかし、被災者全員が新しく家を建て替えれる訳ではありません。

義援金などの支給もありますが、それなりに費用がかかります。今後自宅に住めない人達はどのような対策をしていくのか、完全復旧にはまだまだ時間がかかると思います。

【震度7の体験談】熊本地震体験談のまとめ

熊本地震のことを思い出すとかなり怖くなります。地震後は大変だったけど、周りの人達にも助けてもらって本当に感謝してます。

震度7を2回経験した熊本では、現在復旧に向けて取り組んでいます。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

以上、ヨシラテ(@yoshirate)でした。

 

熊本地震を経験して、これは避難先に優先的に持ち出したほうがいいというものをこちらの記事で書いています。
地震の時に持ち出すものは?熊本地震の経験から持ち出すものを紹介します!

熊本地震の復興を祈願して、熊本でねぶた祭が開催された記事は、こちらで書いています。
熊本地震の復興ねぶた祭りの開催場所や駐車場、見所などを紹介します!

熊本地震の復興イベントの一つ、ブルーインパルスのアクロバット飛行が開催された記事は、こちらで書いています。
熊本地震の復興イベント、熊本の空にブルーインパルスが登場!

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