最近では、健康やダイエット、美容を目的として流行っている青汁。
この青汁ってそんな効果や期待はできるのか?
主成分であるケールにはどんな栄養素があるのでしょうか。
成分を調べてみると、「なるほど!!」と納得いく結果でした。
青汁とは
ケールや大麦若葉などの緑葉野菜をしぼった汁のことです。
これだけ聞くととても苦そうですね。
調理をせず、生で食べる(飲む)ことでビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。
健康日本21では、1日の野菜の目標摂取量は350g以上を摂取することが理想とされています。
1日350g摂取するといわれても、実際にどのくらいの野菜を毎日食べたらいいのかわかりませんよね。
青果物健康推進委員会によると、野菜70g相当の量を1皿に置きかえて換算すると、350g÷70g=5(皿)となります。
これは実際に口にする料理のかたちとして、1日のおおよその目標量・不足量を容易に把握するように整理されたものです。
でも1日5皿も野菜は食べませんよね。
ケールとは
地中海沿岸に生息しているアブラナ科の植物で、栄養価が高いことから「野菜の王様」と呼ばれているようです。
和名は「リョクランカン」といい、キャベツの原種に近い野菜です。
ビタミン類(ビタミンCやEなど)が多く含まれていて、食物繊維やカルシウムなどの栄養素も豊富です。
またβカロテン、ルテイン、クロロフィルなども含まれています。
しかし、独特の苦みや青臭さ、味にクセがあるのでそのまま食べるのはおすすめできませんね。
やはり一般的な青汁として飲んだ方がいいでしょうね。
ケールに含まれている栄養素
ビタミンC
ビタミンCにはや免疫機能を高める、皮ふや粘膜の健康維持、コラーゲンの生成を促すなど様々な作用があります。
また抗酸化作用もあるので、活性酸素から体をまもる働きもします。
ビタミンE
こちらも抗酸化作用があります。酸化による体内の細胞膜の老化や血液中のコレステロールの参加による動脈硬化などの生活習慣病を予防することが期待されています。
アーモンドやナッツにも含まれていますよね。
食物繊維
便秘の予防や最近では心筋梗塞や糖尿病などの生活習慣病対策にも注目されています。
カルシウム
一般的に知られているのは骨をつくることです。
しかし、カルシウムには生体にとって大事な働きがあるのです。
体内のカルシウムは、99%は骨と歯に存在していますが、残りの1%は血液や筋肉組織に存在しています。
この1%のカルシウムがケガをした時の出血を止めたり、筋肉の運動や神経の働きに重要な役割をしています。
βカロテン
ビタミンCやEのように抗酸化作用や免疫を強くする働きがあります。
ルテイン
抗酸化作用を持つカロテノイドの1種で、目の健康を保つ成分として注目されています。
カロテノイドとは赤、橙(だいだい)、黄色などを示す天然色素のことです。
クロロフィル
植物の葉っぱの成分を合成する緑色色素のことで、ミドリムシなどにも含まれています。
血液にあるヘモグロビンと構造が似ているため、「緑色の血液」とも呼ばれているようです。
血液を作る造血作用があるため、貧血の改善や予防効果があります。
悪玉コレステロールを排出する作用があるため、コレステロールを整える作用もあります。
さらに整腸作用や抗酸化作用もあり、多くの効果が期待できます。
まとめ
ケールを主成分とした青汁には多くの栄養素が含まれていました。
特に驚いたのは抗酸化作用を持つ栄養素が多いこと。
やはり、美容や健康には精通しているのだと思いました。
またクロロフィルには貧血の改善をはじめ、体にとって様々なプラス効果をもたらしくれる作用もあり、それが含まれているケールは「野菜の王様」といえるのでしょう。
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